忍者ブログ
大雷音寺日記ログです。
[199]  [200]  [201]  [202]  [203]  [204]  [205]  [206]  [207]  [208]  [209
情けないが、金曜は仕事休んだ。
昨日、誰もいない暗いフロアでゾンビとか描いてたら猛烈に気分が落ち込んでしまった。
よりによって死神とか髑髏剣士とか、こんな時期に勘弁して欲しいモンスターの類だ。
その後は、悪魔とか魔王とかもっとおどろおどろしいヤツらを描かねばならない。

自分の作業場のまわりは、無人ブースがいくつも立ち並んでいる。
PCも沈黙し、咳払いさえ聞こえない空間。
まばらでも誰か居てくれれば気が休まるのだが、巨大ビルの暗い部屋の一角にひとりでいるのは恐怖を感じる程だ。

事態が事態だけに休んでも問題なしと会社から出されてはいた。
なんのそれでも頑張ってやろう、と根性を出すつもりだったが……。

私は仕事でモンスターを描く時、役者と思って描いている。
現実ではない遊びの世界で、時には全力で立ち向かってくる悪役だが、頼もしい味方にもなってくれるモンスター。
何でも演じてくれる千両役者達。
悪意はなくプロ根性の連中なのだと、なかば自分を鼓舞しながら不気味な連中を描いている。

役者達が嗤ってるかも。
オレたちゃいつも墓場やダンジョンで待機してるのによ、と。
PR


出社2日目。
真っ暗な中ひとりで仕事。
他の部署はほとんど自宅待機らしい。
仕事とはいえ、がいこつだのユーレイだの描いてて気が滅入る。


火曜日、床屋にて。

停電と言っといて何もないじゃ困るよね!
電車はメチャクチャだったよ。
ウチはまだいいけど、知人の飲み屋の人が困ってるよ。
魚仕入れても電気止まったらどうしようもない。
お客も呼べない。
パチンコ屋も6時で閉店らしいですよ。

まったく、これじゃ経済がどうにかなっちまうよ。
でもね……被災者の方を見るとね……仕方ないのかな。

席についたとたん、ご主人がマシンガンのようにしゃべり立てた。
お客も来ないしものすごいヒマだったらしい。
そしてやはり不安で、誰かと話したかったのだろう。
停電に対する文句の後、最後は良心の発露。

聞けば、オイルショックの時にトイレットペーパー買い占められて困った経験者だった。
髪を切った後、念入りにマッサージを受け、えらい丁寧に送り出された。

髪が伸びたら、また来よう。


やっと出社できた日。

皆、不安なのは同じだが、職場は存外明るい空気だった。
聞くと震災の日に7時間歩いて帰った猛者もいたようだ。
なんとしても妻と子供の元に向かいたかったのだろう。
だが今回初めて地震に遭遇した人は、ひたすら怖がっていた。
自分の脈だか揺れだかわからなくなるらしい。

路線の関係で出社できない社員も多く、中には関西に避難したという仲間も。
彼は震災時、関西の家族から電話がかかってきた時に、数年ぶりに話をしたと言っていた。
このような事態、望郷の思いがわくのも当然かもしれない。

職場は、ビル会社の命令で閉められていたブラインドは開け放たれ、窓際の電灯は消えている。
廊下もホールも電灯は消されており、必要最小限の機器しか電源は入れられていない。
ビル全体で徹底して節電がなされていたようだ。

勤務時間は時短となり、16時には帰宅となった。
連絡さえすれば自分の都合で休みも早退も自由という事で、こちらが心配するほど会社の拘束は緩い。
しかし出社した事でずいぶんと気が晴れた。
仕事は進まず外注先の様子もわからないが、なんとなく大丈夫だと思っていた方が悲嘆に暮れるよりずっといいだろう。

コンビニに行くと、物が少ないが弁当は溢れている。
食うにはまったく困らない。
でも買ったのはおにぎりとゆで卵とトマトジュース。
昼はこれで充分。
痩せるかもしれない。


これはいいPOPだ!「買占めの皆様へ」
作者のツイッター


今日も全社休業となり、10時に開くスーパーに向かった。
すでに人が多く、買い占めの為の空棚も目立ったが、目当ての物資は購入できた。
帰りに見たホームセンターは、開店前に人だかりができている。
店員がそれらの客に、買い占めを控えて欲しいと訴えていた。

そして市役所の連絡でも、買い占めは控えましょう、と発信がされた。

たぶん普通に購入できる品物は、買い占めしなければ足りているはずだ。
凄惨な被災地の報道を見れば、防災に供えたくなるのは人情かもしれない。
だがそれを越えて我良しの行動に走っている人が多い。

人の内面が行動に表れる時。
今一度、我が行動を見直して欲しいものだ。
誰かを思いやる心が、今は一番大事。


まだまだ考えが甘かった。
日常の延長のような気持ちがまだ残っていた。

停電予定にともなう電車の混乱によって、14日は全社休業となった。
出勤できるという事がぜいたくにすら思える。
いつもあんなに憂鬱だった月曜が今は恋しい。

街は買い占めが進行している。
生活物資の補給に寄ったいくつかの店で、空になった棚を沢山見かけた。
長期保存できる食料や水、ティッシュ、トイレットペーパーの類のみ消えている。
しかし、すぐに食べられる弁当類は残っていた。
パニックになるほど切迫しているわけではないのに、一時とはいえ電気が使えなくなる事態は人をこうも追い詰めるらしい。

結局、計画停電は5グループの一部のみ実行された。
内部は混迷を極めているであろう東電を責める気にはなれない。

そして、原発は3号の水素爆発と2号の保冷停止。
だが危険を承知で原発の保全に努める方々が、頑張り続けている。
あの原発の発電にどれほど今まで助けられていたのか、考えもしなかった。
被曝の不安に晒されている方々の犠牲の上に成り立っていたという事も。

突然日常が崩れつつある事に遭遇し、振り返ってみても自分はとても幸せなのだと思う。
病院にも行けるし、衣食住にも事足りている。
嫌だと思っていた職場も、社員の安全を第一に考えてくれていた。
ずっと当たり前とあぐらをかいていた身の回り一切の事に、せめて感謝をせねば。


被災した方々に比べれば輪番停電で文句は言えない。
だが正確な時間を知りたい、が、役所のアナウンスは夕刻に1回きり。
東電の資料だと2グループにまたがり、停電時間は4回ある。

顎関節炎らしいので明日は歯科に行ってから出勤と考えていたが、地元の病院は停電している可能性が高い。
会社の今後の対応もどうするかわからないので、とにかく普通に出勤してみよう。
ただ電車の運行がどうなるか……。
自分はともかく家に残しておく親が心配だが、携帯なりメールなりでケアするしかない。
と思ったら、通信関係も影響を受けるのか。
本当にどうなってしまうのかわからないけど、とにかくなんとかなると希望を持って頑張るしかない。

HPの日記更新は、できるだけ続けます。


11日、地震を経験した直後は、電車も22時頃には復旧して普通に帰れると思っていた。
そして休日をのほほんと過ごして憂鬱な月曜を迎える、いつもの生活を過ごそうと。

だが通信すら満足にできない丸裸のような状態で、身内の安否確認のために20km歩いて帰るとは。
しかも報道で、時間と共に広がって行く被害の大きさを見て戦慄を覚える事になった。
とんでもない事が起きてしまったんだと、徐々に認識を改めざるを得ない。
津波がどれだけの爪痕を残すかと言う事を見せつける被災地の映像。
止まらない余震、原発の水素爆発、どこまで災厄が続くのか。

幸いな事に自分は激烈な筋肉痛以外、いつもの暮らしと変わる事はない。
しかし電力や石油備蓄が数割失われた今、同じ日常が続くとは限らないだろう。
そして被災地の復旧と人々の心の傷が癒えるのに、どれだけの時を要するのか。
繰り返される報道を見て人の環境は一瞬で変わってしまうものだと思い、自分も砂上の楼閣に住んでいる事を改めて感じる。


会社の入ってる某ビルにて。

お昼を買いに階段で下りていった時、帆船のようなきしみの音を聞いた。
集団が上から降りてくるのかと思ったが、やがてきしみの音はどんどん大きく鳴り始めたのだった。
手すりを掴むも、体が左右に激しく揺さぶられる。

地震!
鉄骨が悲鳴を上げ、壁面がパラパラと細かく崩れる。
隠れる物すらない場所で、途中一緒になった避難者と、とにかく外を目指した。
廊下の防災扉が中途半端に開いて避難者の道を塞ぐ。
ジャマだ!!
何の為の設備か。

外で、呆然とするコンビニ店員と一緒に揺れながら上を見上げた。
青空に巨大な四角いシルエットがうごめいている。
まさか高層ビルがダンスするのを見るとは思わなかった。
崩壊するんじゃないかと心配したが、日本建築の耐震構造は大したものだ。
ガラス1枚欠損せずに111メートルのスイングは止まった。

さて買い物と思ったが、街はそれどころではない。
では会社に戻ろう、とするとテナント全体で避難の真っ最中。

エレベーターも動かない。
当たり前だ!

ぞろぞろ移動する集団に混じって、私もビル前広場で待機する。
上着も着ずに出て来たのでぶるぶる震えながら防災の指示を待った。
こんな時にモバイル機器すら持ってない自分が滑稽だ。
今後スマートフォンは必須だろう。

JR全線不通、交通渋滞、徒歩帰宅の群れで街は埋め尽くされ、食い物屋以外は次々と店のシャッターが閉まっていった。

携帯もNTTも繋がらず緩やかに被災者となった自分は、非常食が配給された職場でモニターを眺めてたまった仕事の処理をするだけだ。
その時、阪神淡路大震災経験者の、神戸のおばから携帯に連絡が入る。
どういうワケか、神戸から新宿には電話が繋がったのだ。
私の家族と連絡が取れないのを心配していた。

私とて、家に残してある母親も、電気街に勤める弟も心配だ。
意を決し、徒歩で20キロの道を帰宅するのを決めたのは22:50分。
約3時間半で自宅に到着。
母の無事を確認した後、弟や東京のおばの無事も確認できた。

モノが散乱した部屋の惨状は、休日を使ってなんとかするしかないが。
願わくば、もう揺れてくれるな日本列島。


あまり見ないTVを見ると……。
東北の惨状は想像を絶する状態だ……。
言葉にならない。


太陽フェチのライヲンです。
いつもこんなトコ見てます。
黒点が露わになった太陽たんの姿ハァハァ。

2/24、モノホンのプロミネンスだが、どんだけ巨大なんだろう。


↓動画はこちら。
http://www.flickr.com/photos/gsfc/5489319701/

炎というより、まるで液体に見える動きです。
プロミネンスといえば弧を描く火炎放射のような動きを思い浮かべますが、強大な重力のせいか粘度の高い溶岩みたいですな。



どうでもいい日テレ時代の話。

人は深夜残業や徹夜が続き、心身共にテンパってくると妙にハイになります。
すると奇行に走ったりネオジオ(あそぶだけ)に走ったりする者が出てまいります。

既にじゅうぶん狂っていたわては、夜になるとサンダル履きのパンツ一丁で腰にバスタオルを巻き、肩にタオルをかけて社内を練り歩いておりました。
アポロンのコスプレです。
太陽につながった。

ネオジオに走ったプログラマはクビになり、タ○トーでメガCDのニン○ャウォ○アーズを作るのですがそれはまた別の話。


休みの日なんだし何か絵でも貼りたいと思いつつ、昨日のトレス台の絵すらクリンナップしとらんのですが、後で何か貼ります。
別の絵スキャンしといたの見っけたので。

am3:00、作業開始。だがもう寝る。



カウンター
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
ライヲン
HP:
性別:
男性
自己紹介:
古Flash屋。
レトロゲーマー。
パンツァー。
ドッター。
本職はゲーム屋勤務。
最新コメント
[06/16 ライヲン]
[06/15 NONAME]
[06/15 ライヲン]
[06/14 乳神神社禰宜]
[06/13 ライヲン]
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ [PR]