2011年04月07日 じゃん、電気を大切にね

計画停電は４月でいったん終わるらしい。
停電するぞ、するぞ、するぞ……直前でやーめた。
という状態から解放され、納豆もヨーグルトも機械で発酵させられるのだ。
停電のせいで稼働できなかったらしい。

しかし解せないのは、ここずっと停電休止な事だ。
都内の企業はほとんど平常運転に戻り、ＪＲは照明消してもエアコン稼働させている。
寒い日も多く、家庭の暖房が消えたままとは考えにくい。
そして、Yahooなどに電力使用量グラフがあり、1時間事に更新されているのだが……。
3月のピーク時に連日90%越えそうだった使用量が、4月になると80%前後になっている。

本当に電気足りないのだろうか？
と、下世話な考えが頭をよぎる。

１・大規模停電だけは避けたいので、うんとタイトなスケジュールで計画した。
２・原子力発電のありがたみを思い知らせるためにワザと停電させていた。
３・送電の仕組みがよくわかってない。

の、どれだろう。
物理的にも精神的にも株がダダ下がりの東電相手では疑心暗鬼にも陥るってモンだ。
逃げる隠れる嘘はつく。

とは言っても腐ってるのは上の連中なので、誰彼かまわず社員叩く奴もどうかしてると思う。
東電社員の子供をいじめると電気が発生するのだろうか。

2011年04月05日 サイコクラッシュ映画

土曜の夜中。
創作のモチベーションアップの為、前から気になっていたある映画のDVDを見た。
やめときゃよかったのに……。
コメディ風味だとばかり思っていたそいつは、無残で残忍で残酷な暴力描写の塊でしかなかった。
最後まで見てしまったのは、このくらいどうって事ないと思い込んでいたせいだ。
その時は。
しかし何という後味の悪さか。
悪夢を見て寝覚めの悪い日曜の朝を迎える時になって、絵空事作り事と言えど許し難い描写に対する嫌悪感が猛烈にこみ上げて来たのだった。
たぶん制作者がスナッフムービーのつもりで作ったシーンが、自分の怒りの琴線に触れてしまったんだろう。
世間で高評価なクソ映画のおかげで、休日は最低な気分で過ごす事になった。
スカッとした、などという感想を見ると暗澹たる気持ちになる。
そういう作品を否定はしないし、アホのように規制規制などとは言わないが、自分のテリトリーに踏み込ませない嗅覚を養わないとダメなようだ。
以前に、とあるアニメでも同じ思いをした事があり、やはりその作品も世間で高評価だった。
過激な残忍さは強烈な印象を残すものだが、ただ暴力と残忍さだけを求めるクソ作品に贈る言葉はファック・ユーだ。

昨日の絵。

2011年03月31日 文殊

仏の名を持つもんじゅの中には冥王の名をもつプルトニウム。
バチ当たりを地で行ってるな。
おまけに地震プレートの真上にある。

高速増殖炉もんじゅは昨年8月に炉の内部の燃料棒を引き抜く装置が壊れ、運用も廃炉もできなくなってしまった。
金属ナトリウムを冷却剤に使っているため、炉を開ける事もできず打つ手なし。
このまま数10年冷やし続けるのが最善策らしい。

逆に言えば、何事もなければ燃料棒は冷えていくという事だが……その間に国民の胆も冷やし続ける事になる。

原発反対派ではないが、リスク管理も満足にできないブツなら不要と思う。
結局は管理する人の性根によるものだろうけど。
福島原発は廃炉に1兆円、後処理に30年かかるらしい。

安い？クリーン？何の冗談だ。

2011年03月29日 アメリカンムービー

今更ながらエクスペンダブルズを観た。
予想通りの内容だが、今はランボー物を楽しむ余裕がある。
ピンチ→銃撃＆肉弾戦→爆発→小ドラマのローテ。
かならず肉弾戦があるのが良心(？)。
錚々たるメンバーのこのバカバカしさは、年一回くらい作ってもらいたいところだ。

飛行艇の機首にマシンガン室があり、ジェイソン・ステイサムが体むき出しで操作するのは、なんかウォーカーマシンのようだった。
CGによる残酷描写も多いせいか、NG集の役者の照れ笑いに安心する。
オネーチャンの悲鳴が凄すぎてラスボスと一緒に笑ってしまうところなどなど。

DVDの消化で創作のモチベーションアップ！
さて次はアドレナリン2とGIジョー、どっちを観るべきか。


昨日の絵。

2011年03月27日 風の力

福島原発の保全に全力をあげる方々には敬意を表するも、放射能漏れという個人のキャパを完全に越えている事態に頭が追いつかない。
しかしこれ以外にも、中国から来る黄砂という懸案事項がある。
韓国では黄砂からセシウムが検出された。

黄砂についての危険性は、一般には全然知らされていないに等しい。
気休めかもしれないが、外出時にはマスクをした方がいいだろう。

その黄砂よりも危険性を秘めているのが、高速増殖炉もんじゅ。
昨年故障してからは、運用も出来ないし廃炉も出来ない。
暴走しないように年間200億をかけて維持しているだけだ。

原発やめろとか言うつもりは無いが、代替エネルギーは真剣に必要だろう。

今まで気にもしなかった事だが洋上浮体風力という物が研究されている。
画像を見るとかなりSFチックな姿だ。

東京電力も銚子沖で実験する予定だったらしいが、たぶん震災で計画停止しているだろう。
環境庁も、実は長崎沖で事業を進めていたらしい。

津波の時はどうなるのか等気になるが、ぜひとも頑張って推進して欲しい研究だと思う。

2011年03月26日 二週間後

節電により職場エレベーターの稼働率が激減。
その結果、各フロアには常に人が溢れる事になった。
だが、ずっと停止していたエアコンが動いている。
汗ばむほどに。
節電するところ間違えてないだろうか。
おかげで階段利用の頻度が増えた。

階段と言えば、地震に遭遇した時を思い出す。
だんだん鳴り響く免震構造材のきしみの音。
あれがまた聞こえて来やしないかと、少し不安になる。

そして一週間が終わった。
仕事は震災前の状態に戻りつつあるようだ。
だが、PCやモニタなどの機材の在庫が大幅に破損したままというのを聞いた。
いまだにシステム専門部は復旧作業を黙々とやっているのだろう。

世間は、水買い占めの次はたばこ買い占めらしいな。
エゴとは疫病のようなものだなと思う。

2011年03月25日 揺れる老人

一人暮らしのおじいさん。
ある日、街を歩いていると目眩を感じた。
よくある事、と気にもしなかったが、体まで揺れている。
自分の意志では、揺れが止まらない。
まさか、脳梗塞にでもなってしまったのか！！
おじいさん、さすがに青ざめてきた。
その時、背後から誰かの声が。

「おじさん地震だよ！！姿勢を低くして！！」

3月11日の事。
地震と聞いて安堵したのは、このおじいさんだけかもしれない。

マンションの隣の部屋に住むおじいさんの話。

2011年03月24日 水パニック

放射能という言い方は誤用だが、一般にはこの方が通用するので放射能と呼ぶ事にする。

与党の体たらくと報道の煽り体質が、水道が放射能で汚染されたかのような印象を都民に植え付けた。
不安に駆られた人々は、お定まりの買い占め行為に走る。
そして乳児に必要な水は店から消えた。

乳児用にはなるべく水道水を利用しないようにと言ってるのだから、ジジババが水を買い占めたら意味がない。

さて、放射性ヨウ素が検出されたのは金町浄水場系の水。
よく調べれば、この浄水場だけが都の水を担っているわけではない事がわかる。

東京の浄水場。

東京と言えど、場所によっては井戸水をくみ上げて利用しているところもある。
わが三鷹は、実に水道水の60%は深井戸の水なのだ。
他には、問題の金町浄水場系の水が最大6%、それ以外は放射性ヨウ素が検出されなかった朝霞浄水場系の水。

むろん今後の放射能飛散の警戒は必要だが、不安を煽って喜んでる連中や物事をネガティブにしかとらえない奴らに踊らされる必要はないだろう。

三鷹では市民向けにツイッターで計画停電や防災の情報を発信しているので、三鷹市民は利用をお勧めする。
また、父親のいる埼玉県川口市では、たしかメールサービスがあったはずだ。
自衛のために、マスコミより各自治体の情報を利用すべきだろう。

都では乳児のいる家庭向けに水を配給するらしい。
そんな物までジジババが奪っていかない事を願いたい。




昨日のしょうもない絵。

2011年03月22日 やや日常へ

会社より連絡があり、明日より通常勤務が始まる。
少なくともフロアに一人という事態は避けられそうだ。

今度は役者達に嗤われないように、ガッツリお色直しをやってやろう。
10体分は遅れたので気合いを入れねばならない。
さて、ゾンビどもは残り20体といったところか。

震災以来連絡のない外注先の様子も心配だ。
たぶんウチの会社と似たような状況なので、しばらくは先方のスローペースも覚悟しなくては。


昨日の絵。

2011年03月20日 描けない

絵に描いたヒーローは無力だと感じていた。
想像を絶する災厄が降りかかった現実を前に、あれほどワクワクして考えた戦いの空想も、争いを終わらせるマシンの活躍も、ひたすら虚しいものにしか思えなかった。
創作をするという意欲が、まるで引っ込んでしまったようだ。
あれから自分の絵は1枚も描いていない。

仕事という大義名分の前には、ツールを操作する作業としての作画は可能だ。
元々仕事は、プロジェクトの為に淡々と進める作業として考えて来たので、絵の思い入れという事柄は極めて薄い。
故に、どんなリテイクも受け入れる事ができる。
それがプロの仕事と思い、自分の世界の表現とはまったく別物としてやってきた。

そのお陰か、仕事は進められても自分の作品は作れない。
表現しようと考えて来たものが、本当の絵空事で虚しいだけの存在に変貌してしまったかのようだった。

だがそんな思いに屈服したくはない。
創作こそは自分の生き甲斐だったはず。
まだ描けないけど、頑張ってみよう……。