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大雷音寺日記ログです。
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わしが中学生だった太古の昔。
伊東という、お茶と温泉の原始世界に住んでいた頃。

そのころわしと仲間は本で聞きかじった魔術にかぶれており、友人といつか悪魔呼び出そうぜとバカ極まりない話をしていた。
そしてウワサを聞いたのだ。
学校の校門近くにマンドラゴラが生えていると。

「コレじゃ」
詳しく知ってると言うやつから具体的に場所を聞き、変な草を特定。
ヤツは他の場所で同種のマンドラゴラを手に入れ、ソレは確かに人型の根っこだったと言う。
ちんこ取れてたらしいが。
教えられた変な草は、どうも図鑑で見たやつとは違うなぁと思いつつも、友人と休みの日に掘りに来ようぜと約束した。

やがて来た、ある日曜早朝。
シャベルとバケツ持った怪しい二人組が中学校校門にいた。
ひとりはわし。
もうひとりは友人の犯しお菓子屋K。

わし「さっそく掘ろうぜ」
お菓子屋K「でもよぅ、ひっこ抜く時に叫び声聞いたら死ぬずら」
わし「だいじょうぶじゃね?」

命の危機すら軽視するアバウトさである。
そして怪しい草の根の周囲を掘り、ひっこ抜いてみた。

「ギャァァァ!!」

とは草は泣かず、なんかフツーの根っこが出てきた。
なんか違うんじゃねぇかと、わしとお菓子屋Kはしらけてしまい、草を元通りに植え直した。
中学生なので、その後はマンドラゴラなんか忘れて遊びに行ったさ。

「アレさぁ、マンドラゴラじゃないってよ」
後日、そのように別の友人から聞いた。
アレはマンダラゲ、つまりチョウセンアサガオだったのである。
アホな中学生達は勘違いしておったのだ。

マンドラゴラを手に入れたと得意になってたヤツ。
英一コノヤロウ、おまえさんの持ってるのはマンダラゲじゃ。

しかし間違うのも無理はない。
当時、佐藤有文氏の妖怪モノのバイブルみたいな本で堂々と紹介しておった。
マンドラゴラをマンダラゲとな。

校門近くのマンダラゲは、数日後枯れてしまった。
ごめんよマンダラゲ。
でもな、マンダラゲは別名キチガイナスビorダチュラといい、根には強力な幻覚作用がありとても危険な植物なのだ。
ヤク中ですら躊躇する危険なブツらしい。








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事故おこして何様のつもりだこいつ。

ヒロイモンです。

だが世の中には、子供の両親を事故死させたのを隠蔽するために、ブッコロした両親に化けて子供を騙し続ける宇宙人もいてな。
光速エスパーちゅうやつなんだが。

ところで、困った事に今度の土日も仕事で潰れるのが決定した。
週末が仕事のマージンというテレネッツ現象。
とりあえず牛めし特盛で自分をなぐさめる。

牛めし松屋は上京時からお世話になっておる。
吉野家よりも。
てなワケでまた昔話ですまんです。

昔々、吉祥寺駅北口のロータリーになってるトコに、でっかい松屋があったのだ。
平屋の、まるで山田うどんみたいな店舗。
よく通ったのだが、写真撮っときゃよかった。

その頃のメニューは、初期のまずい牛飯のみ。
マジで牛の醤油煮だったんだが、あのまずさを知る人もいなくなってしまった。

やがて南口の吉野家の近所にも松屋がオープン。
そこで定食メニューが初登場となった。
ヒット商品牛焼き肉定食も登場。
ついでに食券システムも導入された。

平屋はいつしか消え、北口にも別店舗が登場。
たぶん相当なテコ入れがあったのだろう。
それだけでなく、松屋の店舗の上の階ではラーメン屋の営業もはじめた。
すぐ終わったけどな。

今では三鷹北口に松屋本店が移転してきている。
フッ、わしを追ってきたな。


昨日の絵。











ユビにまつわる話でごんす。

名劇シリーズで昔ピーターパンがやってたじゃろ?
アレにフック船長の作った敵ロボットが出る回がありましてな。
作画の時にユビ4本で描いてたら、後から5本にしろと無下な指令が来たそうな。

そこでユビ1本分割線入れてムリヤリ5本にしたとか。
テレネッツの頃、元アニメーターがぼやいておった。
4本ユビキャラなんてのは、その昔はデフォルメにすぎなかったのよ。

太古、ケロヨンという着ぐるみキャラがおりました。
コイツは人が中に入るのに、ユビが4本だったのだ。
そこで演者がどうやってたかと言うと、中ユビ折り曲げて4本ユビ手袋をするのだ。
ガキの頃、イベントでケロヨンの手の不自然さをしっかり見た。

いつの頃からか、人権屋がさわいだらTVから一瞬でユビ4本は消えてしまった。
おかげでど根性ガエルも魔法使いチャッピーも再放送されない。
少なくとも地上波では。

古いゲームなどをソシャゲ移植するさいも、ユビ描き足したりするのだ。
いったい何本のユビを描いたことだろう。
するってぇと、少なくともファミコン時代はユビの本数はまだ甘かったのだな。

そういや妖怪人間ベムも新作ではユビ増えていた。
3本ユビの怪物ぽさがよかったのだが。

まさかと思うがブライガーのユビ増やせとか言われないだろうな。











今日のお題は昔映画。
古い奴でごめんなすって。

ダーククリスタルという映画をご存じであろうか。
1982年公開のマペットファンタジー映画ね。

FFのネタ元のひとつ。
相撲で言えば華山角抵戯。


この映画、登場するのは操り人形のみで、人間の役者はいっさい出ない。
いや、たまに人間混じってたけど。
映像のコンセプトは、別の惑星で撮影してきたかのような画を見せるというもの。
そして人形の操演は役者が行うという徹底ぶり。
言語まで種族ごとに変えようとしてたそうだが、観客にわかりにくいので結局全部エーゴになった。

劇中、善と悪の種族があって最終的に融合すると神のような存在になるのだが、わしが最初に見た時は映画ファンの先輩の家のクソでかいブラウン管であった。
その時の神さんのイージは、白いシルエットのみの光る体に黒い瞳で、時おり瞬きする……と思っていたのだが。

数十年後に見たDVDではコイツ。

なんだよこのジジイ!!枯れ枝かキサマ!!

実に思い出補正はおそろしい。

さてさて、2005年、ダーククリスタルの続編制作が発表された。
タイトルは、パワー・オブ・ザ・ダーク・クリスタル。
しかし……未だに何の情報もないところを見ると、企画は頓挫したもよう。
残念ですな。

おや、こんなところにエーゴ版が……。










我々お太り様は、フツー腹部に脂肪が密集する。
が、中には体全体にまんべんなく脂肪をまとう者もいるのだ。
体重90キロを越え、食う量もヒトの2倍。
しかし見た目は筋肉質という不思議なデブが同僚におってな。
許し難い!!

それはともかく。

太古の昔話しかネタがないのですまんこってす。
わしがデザイン事務所にいた頃、祖師ヶ谷大蔵(だよね?)に円谷プロがあった。
いわゆるキヌタ社屋。

当時ウルトラマンの絵本のデザインの為に、ポジ写真をお借りに行ったのだった。
ちょうど今くらいの寒い季節。

円谷プロ社屋には昔のガッコにあるような、モチが焼けるデカいストーブがあった。
出迎えてくれたスタッフの人のは、たぶん今では偉い役職の方だろう。
ストーブで温まりつつ、さしさわりない会話をしながら写真の選別をさせてもらった。

その時、ウルトラマンのマスク造形の違いの事をぽつりと言ったわし。
すると「造形」という言葉にスタッフの人の目が輝いたではないか。
Aタイプの違いとか、特に聞いてないマスクの話などよく話されていた。

Aは最初期の表面がボコボコのやつ。


とりあえずコレは避けて、つるんとしたB、Cタイプのマスクの写真を選んださ。
今だったらAしか選ばないが。

売れたかどうか知らないが、20代の頃のわしが選んだ写真は、無事ウルトラマン絵本となって店頭に並んだ。
そういや何10年ぶりかで思い出したが、見本もらってないぞs○館。










昔々、目黒に職場があった頃。
わしにも、会社でつるむ仲間がいた。
毎月25日給料日は、数人でささやかにちょっといいメシを食いにいったのだ。

職場の近所には、全日本女子プロレス経営のSUN族というレストランがあった。
そこが仲間と毎月つるんでメシ食うトコである。
壁には北斗晶祝結婚のポスター。
そう、あの頃じゃよ。

店では全女の練習生や若手がウエイトレスやってるのだ。
どうみても普通のおなごに見える子が働いてるんだが、見かけじゃわからん。
女子レスラーがウエイトレスという何やら微妙な危なげな感じが、まぁいいじゃねぇか。

そこではステーキ丼が当時のごちそうであった。
……察してくれ。

ある日、店が休みだったので引き上げていく時
「すいません、きょう休みなんですよ」
と、笑顔で声をかけてくれたのは……神取忍!?
わしは女子プロに詳しくないんじゃが、たぶんそうだったと思う。
この頃はフリーのハズだが、全女に何しに来てたのだろう。

サインちょ、とでも言えばいいんだが、何も言えずにすごすご退散。
思えば、あれ以降SUN族が営業してるのを見る事はなかった。

そして長い年月の間、仲間はひとりまたひとり辞めて行き給料日の会食もなくなった。
残ったのはわしひとり。
ステーキ丼の味は今でも覚えている。
作れないけど。










その昔、昭和の時代。
一瞬輝いたオモチャがあった。
カセットエイトムービーを知る者は幸いである。


コレはですな。
カートリッジ式8ミリフィルムをセットする簡易8ミリ映写機ね。
ただし手回しで、音声はソノシートで勝手に聞けちゅうシロモノ。

パッケの箱の裏に投影するというぞんざいな仕様だった。


数分の映像しか見れないのだが、わしの知る限りではゴジラ対エビラやラーイダV3などがあったハズ。
今ではつべでいくらでも見れるけど、当時は映像を見る機会が映画かTVしかなかった。
手回しなので、コマ送りで見て残像の不思議を味わったものじゃよ。
のちに電動式も出たらしい。
とっておけばニセモノ鑑定団でいい値がついたかもだが、くそガキのわしは早々に壊してしまい、フィルム引っ張りだすなどしてトドメを刺している。

余談だが、8ミリフィルムはVTRが一般に市販されたあとも、しばし生き延びていた。
家庭用映像ソフトとして、洋モノ映画などが30分程度に編集されて販売されていたのですよ。
カセットエイトムービーのゴージャス版ですな。

でもフィルムソフトは当時数マン円はしたハズなので、ネオジオカセットみたいなマニア御用達のモンだろうか。
わしの記憶ではサンダーバードとインディジョーンズを金持ち先輩宅で拝見した覚えがある。
スターウォーズもあったな。
8ミリ映写機は真っ暗な部屋に大がかりなスクリーンを組む必要があり、個人宅なのに映画的臨場感は最高である。
音声はフィルムの横っちょに付いた磁性体に録音されていて同期もバッチリ。

たぶん洋ピンもあったハズ。
そういやフィルム編集機もあったから、先輩は男優のシーン切って使ってたかもしれん。










また昔話ですまんこってす。
昨日よりもっと昔の時代のハズ。

後楽園の仮面ライダーショーである。
幼児のわしは、今度は血縁のおじさんに連れられて行ったのだ。
なんでおじさんばかり縁があるのだろう。

ヒーローショーというイベントは、大昔より各地で行われていた。
とりわけ仮面ライダーショーの人気は鉄壁である。
後楽園のは、TVに出てない怪人登場という内容であった。
わしとおじさんは前の席に陣取ってショーを見ていた。

「イーッ!!」
TVで聞き覚えのある声とともに、戦闘員達が客席を通って舞台に上がる。
ガキはテンションあがるど。
そして幹部の登場だが、誰だったか忘れちゃった。
「この会場はわれわれショッカーが占拠した!」
お定まりのセリフである。

そして客の中から怪人になる者をさらうのだ、と言い、戦闘員が客に混じったエキストラをさらっていった。
さらわれたおじさん(またおじさんかよ)は小さく抵抗しながら変なハコに押し込められた。
スイッチオン。
変な効果音が鳴り、ケムリふいてハコがあく。
改造完了だ!早えぇな!

登場したのは忘れようもないエジプタスである。


そこへラーイダ登場。
すでに変身済でな。
とぉとぉいいながら戦闘員をなぎ倒す。
なぜかやられた戦闘員は駆け足で舞台の袖に!

ついにエジプタスVSライダーの構図。
たしかライダーキックくらって元のハコに後ろ歩きで入っていったと思う。

またスイッチオン。
すると改造前のおじさんが飛び出してきた。
改造人間は秒単位で元に戻れるのだな。
おじさんあわくった演技で客席に戻っていった。
逃げないでショーの続き見てるのはナゼだろう。

舞台ではライダーに追いつめられた幹部が捨てゼリフとともに逃げて行くところ。
さっきやられたハズの戦闘員も舞台の袖から袖に逃げて行く。
これでこの会場はもう大丈夫だ!と、ライダーは拍手をあびながらショッカーたちを追って行った。

ヒーローショーを見たのは後にも先にもコレ1つ。
おかげでまだ覚えている。










なぜか右手首を痛めたらしい。
腱鞘炎か。
いかがわしい画像ばかり描いてたからだろう。

では今宵は過去の世界にダイブしよう。

(↑ウェルズのタイムマシンね)

昔々。
後楽園遊園地の近所の道路がまだ舗装されていない太古の時代。
サイタマから小僧とおじさんがやってきた。
小僧はわしでおじさんは親の知り合い。

当時、円谷怪獣展なんてのがやっていたのだ。
怪獣滑り台とか360度映画館なんて言う、くそガキがわくわくするブツがあったりしてな。
中でも「本物の怪獣に会える!」などというキャッチフレーズが気になっておった。

即席保護者たるおじさんに連れられ入園。

ゴム臭いシワシワの怪獣滑り台に幻滅したわしは、それでも本物の怪獣に期待していた。
が、アトラク用キグルミがズラズラ並べられた暗い部屋を歩かされただけである。

いかにも抜け殻の、微動だにしない本物の怪獣を見たわしの失望感が理解いただけるであろうか。
ありゃあ墓場じゃ。
じつはちょっとゴモラの背中をいじったらバリバリッと音がしてビックリして逃げた。
あれはマジックテープだろうな。

そして360度映画館。
ウルトラマンの戦闘シーンだけ集めた動画を8種類くらい、同時に円柱内部に並べて写しただけ。
まぁウソじゃねぇけど、こんなカンジの貧相さ。


なぜか初代マンしかいねぇんだが、TVではタロさが出ようと言う時期だったような。
こうしてくそガキは現実を知り、覚めたガキになって行くのであった。


昨日の絵。











昔話であります。

太古、わしがまだ体重45キロと痩せていた頃。
そんな時もあったんだよ!

当時、民家の間借りで風呂なしトイレ共同という住まいであった。
そこで銭湯が閉まる寸前はガラガラに空いてるので、わざと閉店30分前に出かけたりしていた。

ある夜道の下連雀二丁目。
「しゅいましぇ~ん」と声をかけられた。

見ると、ラーメン屋の出前のバイトくんのようだ。
届け先の住所がよくわからんとかいうので、よせばいいのに手伝うわし。
住所を聞いたが、わしもよく知らんトコで困っておった。

そこへ見知らぬ車が通りがかると、バイトくんが車に話しかけた!
「しゅいましぇ~ん」
車はダーーーッと通り過ぎる。

「てめぇふざけんなバカヤロチクショ!」
とバイトくん。
口調が竹中直人の芸みたいだった。
走ってる車に道聞くやつはわが生涯で知るのはこやつのみ。

そして、近所の見知らぬ民家で道聞いてやっと出前先判明した。
一応つきあうわし。
「ハハ……麺のびてるよ」
「しゅいましぇん、道わかんなくてどうのこうの」
「……もういいよ」
届け先の人に妙な言い訳してるのを見届けて、わしはさっさと風呂に向かった。

別なある日。
昼飯にラーメン屋に行ったわしは、先日のバイトくんを見かけたので話しかけた。

「こないだはどうも」
「?」

バイトくん何も覚えてなかったよ……。
とりあえずチャーハン頼んだ。

「おい何やってんだよ!」
「生きてる資格ねぇよ!」

厨房で怒られてる声が聞こえる。
すごい言われようだ。

彼も今はいい歳であろうが、ラーメン屋になれたろうか。

当時住んでたトコをグーグルアース3Dで検索。
……家はなくジャングルになっている。











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