大雷音寺日記ログです。
昔話であります。
太古、わしがまだ体重45キロと痩せていた頃。
そんな時もあったんだよ!
当時、民家の間借りで風呂なしトイレ共同という住まいであった。
そこで銭湯が閉まる寸前はガラガラに空いてるので、わざと閉店30分前に出かけたりしていた。
ある夜道の下連雀二丁目。
「しゅいましぇ~ん」と声をかけられた。
見ると、ラーメン屋の出前のバイトくんのようだ。
届け先の住所がよくわからんとかいうので、よせばいいのに手伝うわし。
住所を聞いたが、わしもよく知らんトコで困っておった。
そこへ見知らぬ車が通りがかると、バイトくんが車に話しかけた!
「しゅいましぇ~ん」
車はダーーーッと通り過ぎる。
「てめぇふざけんなバカヤロチクショ!」
とバイトくん。
口調が竹中直人の芸みたいだった。
走ってる車に道聞くやつはわが生涯で知るのはこやつのみ。
そして、近所の見知らぬ民家で道聞いてやっと出前先判明した。
一応つきあうわし。
「ハハ……麺のびてるよ」
「しゅいましぇん、道わかんなくてどうのこうの」
「……もういいよ」
届け先の人に妙な言い訳してるのを見届けて、わしはさっさと風呂に向かった。
別なある日。
昼飯にラーメン屋に行ったわしは、先日のバイトくんを見かけたので話しかけた。
「こないだはどうも」
「?」
バイトくん何も覚えてなかったよ……。
とりあえずチャーハン頼んだ。
「おい何やってんだよ!」
「生きてる資格ねぇよ!」
厨房で怒られてる声が聞こえる。
すごい言われようだ。
彼も今はいい歳であろうが、ラーメン屋になれたろうか。
当時住んでたトコをグーグルアース3Dで検索。
……家はなくジャングルになっている。

太古、わしがまだ体重45キロと痩せていた頃。
そんな時もあったんだよ!
当時、民家の間借りで風呂なしトイレ共同という住まいであった。
そこで銭湯が閉まる寸前はガラガラに空いてるので、わざと閉店30分前に出かけたりしていた。
ある夜道の下連雀二丁目。
「しゅいましぇ~ん」と声をかけられた。
見ると、ラーメン屋の出前のバイトくんのようだ。
届け先の住所がよくわからんとかいうので、よせばいいのに手伝うわし。
住所を聞いたが、わしもよく知らんトコで困っておった。
そこへ見知らぬ車が通りがかると、バイトくんが車に話しかけた!
「しゅいましぇ~ん」
車はダーーーッと通り過ぎる。
「てめぇふざけんなバカヤロチクショ!」
とバイトくん。
口調が竹中直人の芸みたいだった。
走ってる車に道聞くやつはわが生涯で知るのはこやつのみ。
そして、近所の見知らぬ民家で道聞いてやっと出前先判明した。
一応つきあうわし。
「ハハ……麺のびてるよ」
「しゅいましぇん、道わかんなくてどうのこうの」
「……もういいよ」
届け先の人に妙な言い訳してるのを見届けて、わしはさっさと風呂に向かった。
別なある日。
昼飯にラーメン屋に行ったわしは、先日のバイトくんを見かけたので話しかけた。
「こないだはどうも」
「?」
バイトくん何も覚えてなかったよ……。
とりあえずチャーハン頼んだ。
「おい何やってんだよ!」
「生きてる資格ねぇよ!」
厨房で怒られてる声が聞こえる。
すごい言われようだ。
彼も今はいい歳であろうが、ラーメン屋になれたろうか。
当時住んでたトコをグーグルアース3Dで検索。
……家はなくジャングルになっている。
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