2025年03月25日(火) ガンダム打ち切り後

まだある筋肉バスター。一番下2つはPS1。

画質が上がるのはいいんだが、だんだん隠そうとするようになるんだよね。
ヒットの瞬間フレームから外してエフェクト被せるという愚行。



初代ガンダムの打ち切り後。
あらゆるアニメ誌で特集が組まれた。
まずオモチャ至上主義に反するライターの記事。
アニメを存続させたければオモチャを買ってほしい、と皮肉めいた内容で。
そして批判の矛先はクローバーのガンダムの玩具に向いた。

でもなぁ。
よくできてたと思うわ。
クローバーのGアーマーセット。

ガンダムのディテールが違うのは、ガワラ先生の初期稿を元にしたせい。
決定稿が間に合わないとそうなる。

このあとクローバー側もだいぶ意識していて、ザブングルやダンバインの玩具は可哀想なほど元デザインを崩さないように頑張ってましたわ。
倒産したけどね。

そしてOUTのガンダム論評に、当時のアニメファン(オタクと言う言葉がなかった頃)のトラウマとも言える記事が載っていた。
作家、高千穂遙。
彼はガンダムを失敗作とこきおろしていた。

彼の下に企画に行き詰まったサンライズのスタッフが相談に来たので、宇宙の戦士でも読め、と勧めたそうな。
するとサンライズのスタッフはパワードスーツに目をつけて、この案を発展させてみます、と連絡が来た。
が、高千穂氏は罵声に近い言葉を浴びせて罵った。

「新番組のアイディアが欲しいだけじゃないか！」

オイオイ遙の旦那。
ソレのどこが悪いんだよ。
一時期、パワードスーツとモビルスーツが混同されてた時代があったんだが、おかげで世間の認知度はあがった。
ガンダムがなきゃパワードスーツは強化服と言われ続けただろう。

そしてガンダムは話が進むにつれて見るのが苦痛になった、とも言っていた。
ククルス・ドアンの島なんてものあった！と非難していた。
ソレ映画になったよ、センセ。

スターウォーズこそがSFだぁーと言ってたが、デス・スターに垂直に帰還するスターデストロイヤーを見たパヤオがあんなんおかしいやん！とも言ってたな。

まぁ高千穂の御仁は永井豪のショート映画の餓鬼魂でフリチンマントで出てきたりとおもろいおっさんだったのだが。

近年、彼はガンダムをこきおろした記事について問われると、ん～そんな事言ったっけ？とおぼえてなかった。

当時を知る者はかなりモヤッと来た。