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大雷音寺日記ログです。
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アニメやマンガの労働現場は過酷だとは思うが、ゲーム屋も昔からかなりブラックな環境である。
しかし収入は安定してるので(昔はね)、かつてはアニメ屋からゲーム屋に流れてくる人が多かった。

今日は、そんな流浪の仲間のお話。

日テレ時代、2Dゲーの頃。

当時のゲーム中のムービーシーンはビジュアルシーンと呼ばれ、いちいちドットで絵を打っていた。
アニメ転向の原画マンは、私の入社時には既に数人在籍しており、彼らの原画をスキャンしたものドット絵に治すのだ。
中割りの動画なんてぜいたくは、あまりできない。
PCエンジンもメガドラもスーファミも、V-RAMが64KBしかねェんだ……。

そのような貧弱な環境とはいえ、アニメーターの力は是が非でも必要だった。

ある時、日テレに入社した元原画マン。
サムライトルーパー描いてましたと言うだけあって、かなりの画力。
しかし1週間で登校出社拒否に。
どんだけ打たれ弱いんだ!
そういや、トルーパーファンの娘いただいちゃったとかなんとか言ってたな。

他には、打たれ強いどころかついには企画を指揮ってしまう人もいた。
彼も元原画マン。
仕事を覚えるに当たり、上司にドット絵を描いてみてと言われた時の言葉。

「できません」

……。
しかし彼は原画をバリバリ描く上に外注部隊も知人におり、ほとんどゲーム画面を描くことなく、ビジュアルシーンの原画だけで生き残ったのである。
その後プランナーとして人を指示する立場になったはいいが、ゲーム知らなさすぎてアホな仕様を考えていた。
1000画面スクロールとか。
メガCDでな。

日テレつぶれて、今はどうしているのか不明。

そして時は流れ、今の会社の事。
と言っても、もう6年前。

なんと現役漫画家がバイトでやってきた。
ゲーム屋に転向するつもりだったらしい。
少年エ○スの漫画家で、担当からもっとパンツ描けとか言われて嫌気がさしたとか。

な、なんてうらやましい環境だ!
人に請われてパンツを描くなど夢ではないか!
1ドット白くするとか、姑息な手段しか使えぬワタシとはえらい違いだ!

しかし、彼は1日で出社拒否。
最短記録だ。
いいからマンガでパンツ描いてなさい!

名前は忘れたけど、ひょっとして、今活躍してるあんな作家かもしれない。






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ぼ~くにんげん、わたしにんげん、ギャッハオハオハ~♪
という、大昔のポンキッキのOPってどっかに落ちてないかな。


それはどうでもいいとして。


西村知美というおばさんは昔アイドルだった。
PCエンジンのゲームも出ていたのだよ。
日本テレネットから。

ゲーム中はアニメキャラで完全に別人だったが、なんかファンタジー仕立てだったような。
タイアップですな。

wikiにすら載ってないが、コレだ!


実はそのゲームが出た頃、日テレグループ全体で、ハワイ旅行に行ったのだ。
日テレ、ウルフ、新日本レーザーの三社。
グループ最初で最後の豪遊だ。
このあと会社傾くからな。

その時ゲームを出した縁で、西村知美も一緒に行きたいと言ってるらしかった。
だがマネージャーが却下。
あの野獣の群れにアイドルを同行させるほど、プロダクションはアホではなかった。

もし行ってたら何事かが起きて、日テレ滅亡はもっと早かったかもな。


ニコ動で発見。
【ニコニコ動画】迷宮のエルフィーネ OP(歌だけ) PCエンジン








もう15年くらい前になると思うが、占い師になろうと思った時期があった。

笑うなや。

当時仕事に行き詰まりを感じて、このままでは失職するのではないかという恐怖感があったのだ。
今思えば、そんなワケあるかという事だったが。

もし何かあれば夜の街角で占の提灯ともした人に、私はなろうと思い立った。
労働時間とか収入とかまったく考えてないところが、すでに狂っているな。
また出るけどカフェイン中毒で長期休暇後の事。

当時、私のだだっ広く超浅い人脈にフォーチュンテラーつまり占い師がおったのだ。
そしてお友達価格で、占いを教わった。
手相と気学を少々。

見事な3日坊主で終わった。

だいたいコミュ障が手相見れるかっての。
しかし、おもしろい話を聞く事ができた。
手相なんかは流派がいくつもあり、営業するためにはどこかの組織に所属するらしい。
上納金納めてな。
宗教屋に入信して配下となるケースもある。
それ聞いてかなり萎えた。

占いを教えてくれた知人は、インチ……宗教屋がバックについていた。
有名人パーティーに行って営業したりと、幅広くやっとるらしい。
今はもうどこで何しているやら知らんけど。

さて占いだが、こんな物は遊びである。
TVの血液型占いでうげっとなって5分後には忘れている。
どんな占いもそれの延長なので、カネ払うなんてアホらしい。

浅くだが、学んでみてそういう結論に達した。
アホな職の道はきっぱり捨てたので、学んでよかったわ。
あん時、また友人を1人失ったワケだが(笑

方角や手のシワで人生決めちゃいかん。






昨日のFlash静止画
ところでBG唯もナンバリング追加だ。2までだけど。


かのアントニオ猪木は体からインスリンが出ないと言う。
プロレスラー現役時代に糖尿病を患い、根性で血糖値を下げて退院したものの治るわけもなく、インスリン注射で今まで過ごしているのだ。

それはさて置き。
「境界型糖尿病は必ず真性の糖尿病に移行する」
「合併症により失明する人が毎年何100人もいて、さらに壊疽で手足をなくす人もいる」
「糖分をとるな!炭水化物を避けろ!」
などと言われたのはずいぶん前だ。

携帯測定機では血糖値計測不可能という、重度の糖尿病の人の話を聞いた時だった。
彼はあらゆる書物を読みあさって知識を身につけていた。
しかし今思えばかなり偏った考えのヤツだ。

当時の私は境界型糖尿病と診断されていて、それでも何も対策など考えずに過ごしていた。
なので当事者の話に大変な衝撃を受けたのだ。
脅し方がとてもうまい人だったので、こちらはすっかり信じ込んでしまい、一気にテンションが下がってしまった。

もう普通の人のようには生きられない。
と、思いこんでいた。

あの頃はひたすら炭水化物を避けて肉野菜中心の食生活を行っていた。
教わったわけでもないのにローカーボダイエットになっていたらしい。
みるみる体重は落ち、飢餓感を感じる事もなくやせていった。
医者にやせすぎと言われるほどに(笑

しかし妙な事があった。

糖尿病の指針となる数値に、ヘモグロビンA1Cというものがある。
これはヘモグロビンがどれだけブドウ糖と結合したかを表す数値で、ごまかしがきかない。
元々高い数値ではなかった私のヘモグロビンA1Cは、食事を変えてからすぐに正常値に戻っていたのだ。
これはつまり、そんなに無理しなくても大丈夫という証拠。
しかし当時の私は失明と言われた恐怖感に支配されていたので、無茶な食事療法を続けていた。
約1年。

そして私が話を聞いた重度の糖尿患者は、さらに変な事を言い出した。

あれを食べるなこれも食べるな。
酒も飲んではいけない!
酒にはウイルスが入っている。
これがガンの原因だ!

ムチャクチャである。

どうやら自分の食生活が不自由なので、他人も巻き添えにしたかっただけらしい。
気の毒だが、この人とは縁を切った。

さて、騙されていたとは言え、私の体はすこぶる健康体になっていた。
そして油断した。

1年の努力を2ヶ月で元に戻すとは!
チャンチャン。


それはまだ毎月の病院送りな体になる前の頃。
とあるSRPGの開発チームにいた私は、日中襲われる強烈な睡魔に悩んでいた。
とにかくものが考えられないし、仕事の能率が下がってしかたがない。
後で思えば、これは境界型糖尿病の症状だったに違いない。

この時、エスタロンモカなどのカフェインの錠剤に手を出したのが運の尽き。
用法容量など守らずに効くまで飲みまくったのだ。
しかも水ではなく、コーヒーや紅茶で流し込んでいたという始末。

そんな事を数日続けたある日、鬱屈した気分のまま気乗りのしない絵を描いていると、突然脳が爆発したような感じに陥った。
体が受け付けるカフェインの許容量をオーバーした瞬間だろう。
気が狂ったような、としか形容できない感覚だった。
定期的に頭が痙攣し、内耳に空気が詰まったような感じが抜けない。
頭はわけのわからない興奮状態で、大量に分泌されたであろうアドレナリンで極度に不安感が増大していった。

翌日より会社を休み、武蔵境駅前のヤブ医者に騙されたり赤十字の救急医に罵倒されたり、医者と思えない連中の仕打ちに苦しみつつ、結局当時の田舎だった伊東で静養する事に。
イヌに慰められつつ地元の医院に通い、点滴と精神安定剤の服用で10日ほど療養した。
ここの医師によると、カフェインのオーバードーズ(過剰摂取)で一時的にヤク中状態だったらしい。

最悪の時は興奮状態と消えない不安感で、本当にこれで自分は終わりなのだと思えるほどだった。
血圧は200を越え心臓は破裂寸前に高鳴り、一睡もできないのだ。

その時、目に見えるわけではないが、イメージに浮かぶ気味の悪い幻覚に悩まされた。
生命を感じさせない器物のような蠢くモノから、コミカルなのにひたすらサイケな人物のようなモノまで。

このイメージが、まどかマギカの魔界と魔女のイメージによく似ているのだ。
おかげであのアニメを見た時に忘れてたトラウマが再発したのだが、これはまた別の話。

さてさて、10日間の静養後に会社に復帰。
デスマに近い状態だったのに、上司にずいぶん気を使わせてしまった。

だが、まだ気持ちの悪さは続いており、完全に治ったと知覚できるまで半年を要したのだった。
カフェインは油溶性で、細胞に取り込まれるとなかなか出ていかないらしい。
精神的な事もあって2年くらいはコーヒーを口にできなかった。

今は余裕。
ガンガン飲んでハラ壊しとるよ。


夢幻戦士ヴァリスという、かつて一世風靡のちょっと手前までいったゲームがあった。
ちょっと前にぶっ潰れた日本テレネットというメーカーの看板ゲーだった。

ヴァリス2のX68版のお手伝いが、私の日テレ最初の仕事。
お手伝いのはずが色々描く事に。
アンチエイリアスも知らない頃だったので、ひでぇ仕事したわ。

縁は巡る。

数年後、PCエンジンスーパーCD-ROMで1作目のリメイクを作るチームが苦境に陥っていた時、私に仕事が回ってきた。
途中参加なのだが……ゲームパートはほぼ全部描いた。

今まで何してたんだ?


そんなヴァリスにはファンがいっぱいおり、中には毎月自作小説を送りつける人もいた。
そのまんま「小説ヴァリス」というタイトルで。
誰も読んでないのが、ちょっと哀れだった。
何かのイベントでもなく、社員募集に応募するでもなく、ただただ小説を送りつけてくるのだ。

巻末にはかならず「小説ヴァリスとわたし」というコラムが付いていた。
今となっては、読んでおいた方がよかったなぁと思う。

インターネッツのない時代の話。

もう一人、変態女もいた。
日テレのユーザー向け小冊子にイラストコーナーがあったのだが、そこに応募するでもなくゲームが出るたんびに男性キャラのフリチン画像を描いて送ってくるという。
絶対にチンポコを見た事ないだろうという絵だった。


今や誰でもネットにつながれば配信者となれる時代。
昔なら奇行に走るしかなかった人々も、自己実現がかなっている事じゃろう。
もういい歳になってるだろうけど。
悪かったな。


クソゲーとは?
↑wikiでゲームの実名上げて解説してやんの(笑


プレイしたわけでもないのにクソゲー連呼する阿呆というのは、大昔からいる。
有名メーカーなら何文句言ってもいいとか、リメイクならクソに決まってると考える頭の不自由な人も多い。

……すまん、わてもよくクソゲー呼ばわりしてたわ。

それは日本テレネッツ時代。
新人プログラマが、いきなりばりすのプログラムに回されてた時。

「○○伝説って知ってますか?」
彼はニヤニヤしながら言う。

そんなクソゲー知らんッ!!」
わしはプレイすらしてないのに一言の元に否定した。

すると彼は寂しそうに去って行った。

ハイ、彼のデビュー作は日テレ来る前に作った○○伝説だったのだ。
かわいそうな事をしたなぁ。

彼とは一緒にばりすの仕事をやったのだが、○○伝説の話は出ずじまいだった。
ばりすではぱんつをいっぱい描いた。
それはどうでもよい。

このような事があってから、アレに見えるゲームでもあまりクソゲー呼ばわりするのはやめようと誓ったのだった。
だが○○伝説はまだプレイしてない。


旧大雷音寺動画館が、今日で終わりです。
とっくに引っ越しは終わってるけど長らくの愛顧ありがとうございました。

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今年の10月で、HP開設してから10年も経つんだねぇ。
マイナー鯖で始めて1ヶ月で消され、11月にトライポッドに移ったのだ。
昔はカウンターcgi付けただけで重くなるという脆弱なネット環境でやっていた。
たしか56000bpsモデム使ってたよな。

そのダイヤル式モデムが一般的だった頃、NTTが利権の為にADSL導入を妨害してネットの進歩を遅らせた、と随分叩かれていた。
その通りだったけどな。
テレホーダイとか懐かしい。

そういや送電線を使った通信もあったんだが、どうなったんだろうかと調べてみた。
電力線搬送通信

漏洩電磁波レベルが大きいそうで、ブロードバンドは見送られたらしい。
国内では屋内利用に限られているつーコトで、LANになら使えるんだろうね。


そんなワケで大雷音寺を今後ともどうぞよろしく~。
そしてアリーヴェデルチ動画館!


10年くらい前だろうか。
新作ゲームの会議を、連日4~6時間ブチかましていた頃。
シナリオの骨子を決める打ち合わせがあった。
その時メインのライターから、本当に嫌な奴を敵にしたいのだが、どういうのが悪く見えるだろうか、という話題が出た。

結果、あからさまな悪の独裁者ではなく、カルピスマークやちび黒サンボなどを廃刊に追いやったような連中じゃないだろうか、という話になった。
独善を振りかざして論点をすり替えながら、相手を悪に貶める連中。
まぁ、それだけではチンケな小悪党なので色々要素を付け足す訳だが、根底は同じ歪んだ奴という事に。

そして、なかなか面白い悪役が誕生した。
結局ゲームは売れなかったけどね。

一方、私は暴れん坊将軍とかネコ宇宙人とかフザけたプロットを連発していた。
当然エッセンスすら残さず没だ。
会議では受けた。


友達に 誘われて 初めての サイコドリ~ム♪(大場久美子)

何の事やらわかるまい。
いいんだ。

今日はSFCソフト、サイコドリームのお話です。
コレとエドノキバは、日テレを辞める前に関わったソフトでした。

都庁屋上。屋上までは取材に行けなかったので妄想。


入魂(?)の丸の内線。電車が素通りします。


2Dゲーム時代、海外版はちょっとでもオネーチャンキャラの衣装が微妙だと描き直しさせられたもんです。
サイコドリームの女プレイヤーは金太郎のようなレオタだったので全身着衣に描き直し。
レオタードがキャットスーツに!

まあこんな衣装じゃ仕方ないか(笑


でもヴァリスは無修正でそのまんまだったなぁ。

ちなみに初期案はローレグのケツ丸出しだったのだが、企画のMoonパパとわしがハイレグのケツ丸出しがいいと言ってキャラデザの方に描き直してもらったのです。
どっちにしろケツは出す事が決まっていました。

そうそう、よりによってネーチャン(17)のすっぽんぽんがあったのを忘れてて、急遽別のスタッフが描き直したのでしたよ。
わしが家でくたばってる頃。
ポンチくんすまんかった。

怪物の腹の中。後で中身出て来ます。


今じゃ洋ゲーの方がずっとエロいコスチュームをガシガシやってくれるおかげで、そういう修正はなくなりました。
ちょっと寂しい。


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