2022年04月20日(水) 古の悪夢

ミュージカル・パンツァー

濃ピンクとはな。

ワタシは恐ろしい夢を見る事がある。
それは、中高生の頃に描いた漫画が白日の元に晒されるという耐え難いものである。
た、確かに全部処分したよな…。

しかし手の届かぬ所に懸案事項がある。

高校の頃ですがな。
先輩が8ミリ映写機セットを持っており、時たまショートムービーを作る手伝いなどもしておったのですよ。
マクロ撮影という、コマ撮り機構も揃っていたので数秒の短いアニメも作製しましたわ。
映像は全部手元にないけど。

当時のワタシの野望は、先輩の8ミリを借りてセルアニメを作ること。
セルなんてないからルーズリーフの透明のやつバラして、極細黒マジックで線を描きプラカラーで彩色するのだ。
高校を卒業するまでにはなんとかしようなどと考えていた。

声優は男子なら美術部員がいるが、女子は絶望的。
よってショックで口の聞けない女子キャラ(ひでぇな)を設定。
舞台は宇宙の密輸船。
宇宙ポリ公に見つかって撃ち落とされそうなので、口のきけないヒロインを守る為、主人公は積荷のロボに乗ってポリと戦う。
が、しろうとが適うわけもなく善戦しつつもビームで撃ち抜かれて即死。
ヒロインは声にならない嗚咽をもらして窓から爆発を眺めてくずおれる。
おわり。

なんてひでぇハナシを。
BGMにレットイットビーを勝手に使おうとしていた。
当時はチョサッケンゆるっゆるだったの。

昔は悲劇カコイイとか考えていた。
今のわしなら全力疾走で張り倒しに行くわ。

結局カタチにならず野望は消えてしまったが、コイツの資料は全部始末……できてねぇのだ。
美術部で、でっかいイラスト描いて放置したまま。
も、もう処分されてる……よね。