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大雷音寺日記ログです。
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今となっては化石技術だが、かつての2Dゲーム機はVRAM(メモリが高価だったのでどいつもこいつも64KB)に読み込んだグラフィックデータで画面をやりくりしていた。
PCエンジン、メガドラ、スーファミの時代ね。
初心者プログラマの場合、VRAM内に読みこんだデータだけでゲームを処理し、ステージが変われば暗転してデータを読み直せばよかった。
しかし求められるものが高度になるにつれ、メモリ内のデータを直接VRAMに転送し、表示できるものを増やすやり方が主流となる……はずなんだが。

テレネッツのプログラマは、今なお現役で突っ走れる人からマイコン少年まで実に幅があった。
PCエンジンCDロムの頃。
メインメモリ8KB+追加メモリ64KB+VRAM64KB。
CDの容量は540MBだが、読み込みに猛烈に時間がかかる。
ROMカートリッジよりもシビアな処理を要求される環境に、プログラマの実力差は歴然だった。

「転送でアニメ?無理でしょそんなの」
などとのたまう人もいた。

で、そのような事とは関係あるようなないような話だが……。
テレネッツには伝説のシューティングゲームがある。
異様なバランスチューニングと、CDなのにPSG内蔵音源でBGM流してたゲーム「レギオン」。
外人のナレーションとボスキャラ、EDのみCD-DA音源だ。
敵と自機の移動速度は同じで弾もえらく早い、かと思えば10秒くらい何も出てこない箇所もある。

な、なにかが違う……。

デバッグで自機が秒単位でやられるのを見てたデザイナSくん。
「て~~て~れれ~れれ~♪ソーリーぼか~ん!」
と表現してたがまさにその通り。

レギオンは始まってすぐに英語のナレーションがしばらく流れるのだが、ナレがしゃべってる最中にやられるのだ。
しかし世の中にはレギオンのプレイ動画などというものが存在する。

ではそのゲームプロセスを見てみよう。



こういうゲームは、ゲーマーの心に火を付けてしまう場合がある。
理不尽さを己の腕で乗り越えてやろうとするのだ。

どうでもいいネタだが、レギオンを企画した男は当時19歳。
仮タイトルは「プロパガンダ」だった。
センスは飛び抜けてたのに、色々惜しかったなぁ。


昨日の絵。











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