大雷音寺日記ログです。
敵がパンツァーだからってパンツ見せんでも。

また昔の話なんじゃが。
わしがIGSに努めてた頃。
社内にプログラマがいなかったのでフリーの人を雇った。
わしは色々と教えてもらえる事が多かったのだが、ちょっと性格がアレな人だった。
ある日、プログラムを作成する上で必要なツールが、彼が以前勤めていた会社にあると言う。
「ちょっと知り合いに頼めばもらえるわい」
と、彼は電話をかけた。
昔のセキュリティはゆるゆるだったので、同業他社から開発室にすぐ電話はつながる。
そしてプログラマ氏は元同僚に話す。
「おう、オレだ」
「おまえのもってたあのツール、ちょっとよこせや」
すると元同僚氏は電話を保留にし、上司にかわった。
「失礼ですが、わが社のツールを無償でよこせという事ですか?」
上司は静かに怒っているもよう。
「あ、あいや、その、タダでくれというわけではなくですね……」
しどろもどろのプログラマ氏。
なるほど、彼の信頼性をよくあらわしておる。
結局代金を支払ってツールは提供された。
わしは途中で退職したので開発がどうなったかはわからない。
が、ゲームは発売された。
インドの船乗りのRPG。
プログラマ氏とはコレで縁が切れたと思いきや、後にテレネッツで出会うとはこの時は知る由もなし。<

また昔の話なんじゃが。
わしがIGSに努めてた頃。
社内にプログラマがいなかったのでフリーの人を雇った。
わしは色々と教えてもらえる事が多かったのだが、ちょっと性格がアレな人だった。
ある日、プログラムを作成する上で必要なツールが、彼が以前勤めていた会社にあると言う。
「ちょっと知り合いに頼めばもらえるわい」
と、彼は電話をかけた。
昔のセキュリティはゆるゆるだったので、同業他社から開発室にすぐ電話はつながる。
そしてプログラマ氏は元同僚に話す。
「おう、オレだ」
「おまえのもってたあのツール、ちょっとよこせや」
すると元同僚氏は電話を保留にし、上司にかわった。
「失礼ですが、わが社のツールを無償でよこせという事ですか?」
上司は静かに怒っているもよう。
「あ、あいや、その、タダでくれというわけではなくですね……」
しどろもどろのプログラマ氏。
なるほど、彼の信頼性をよくあらわしておる。
結局代金を支払ってツールは提供された。
わしは途中で退職したので開発がどうなったかはわからない。
が、ゲームは発売された。
インドの船乗りのRPG。
プログラマ氏とはコレで縁が切れたと思いきや、後にテレネッツで出会うとはこの時は知る由もなし。<
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