2024年10月08日(火) ベルマーク競争

桂正和氏が、たぶんおしり描写に力を入れはじめた頃の絵。



ベルマークってまだあるのかな？


あ、まだあった。
ベルマーク教育助成財団

コレはかつて日本全体が貧乏だった頃。
せめて子供達為の為の教育設備の手助けをしよう、というカンジで始まった、と思う。
いろんな食品のパッケについてるベルマークを切り取って集計して商品をもらうという流れ。
学校ではこぞってベルマークの集計運動をやっていた。

そりゃ予算外の金券に等しいブツなら集めさせるだろう。
負担となるのは各家庭だがな。

昭和の頃は東京埼玉伊東、とどこでもさかんだった。
そしてベルマーク競争という無意味な事もはじまる。
誰が一番多くベルマークを集めるか？
表を作ってクラスの後ろに貼り出すのだ。

何がもらえるわけでも成績に響くわけでもない。
なんとなく実績？

「いいか、これは競争なんだからな！！」
教師は煽る煽る。
圧倒的に金持ちが優勢であり、貧乏人はろくに参加もできない。
何のためのベルマークか、すでに本来の目的とはかけ離れていた。

今はさすがにそんな事はあるまいが……。
ないよね？

そういやロータスクーポンというのもあったな。

こちらはカタログで商品を選べるという、誰でも参加できるやつ。
2021年に終了している。

ようするにポイントカードの魁のようなモンですな。
完全にカードに役割を交代したわけか。

さてベルマークはウェブベルマークというやつも登場している。
ネットショッピングついでに広告を見るとベルマーク集計されるという。
忙しい家庭ではこっちの方がいいかも。