大雷音寺日記ログです。
すごい表紙絵だな。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界
わしが少年から青年期を過ごした魔境、静岡県伊東市。
かような人外の地でもバスが運行されていた。

わしは山の上に住んでおり、学校に行くには下山して別の山に登らねばならない。
学校への登山は徒歩しかないのだが、自宅からの下山には路線バスを使った。
「次は〇〇へ停車します」というアナウンス。
なぜか増山江威子似の声だったので、わしは勝手に癒やされていた。
このアナウンスは手動。
しかもカセットテープ。
運転手がいいところでバスっとスイッチ押すのだ。
時々運転手は間違える。
スイッチ押し忘れたり余計に押してしまったり。
デジタルではないのでエラー訂正などできず、テープ巻き戻しもできない。
乗客は訓練された乗客なので、ああ間違えたのね、としか思わない。
軽くパニくる運転手に、生暖かい目を向けるのみである。
伊東は観光地である。
そこで路線バスのアナウンスにテコ入れが入った。
次の停車場所を知らせる以外に、バス停近所の店を紹介するアナウンスが付いたのだ。
が、わしの増山江威子似の声ではない!
なんか甲高い声の他の人に変わってしまった。
なんたる絶望。
通学時の密かな癒やしを奪われてしまった。
わしは徒歩で通学する事が多くなった。
おかげで脚力がいつの間にか鍛えられ、体育の走りではそこそこいい成績を出すようになっていた。
満足に運動しない今では考えられない事じゃが。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界
わしが少年から青年期を過ごした魔境、静岡県伊東市。
かような人外の地でもバスが運行されていた。

わしは山の上に住んでおり、学校に行くには下山して別の山に登らねばならない。
学校への登山は徒歩しかないのだが、自宅からの下山には路線バスを使った。
「次は〇〇へ停車します」というアナウンス。
なぜか増山江威子似の声だったので、わしは勝手に癒やされていた。
このアナウンスは手動。
しかもカセットテープ。
運転手がいいところでバスっとスイッチ押すのだ。
時々運転手は間違える。
スイッチ押し忘れたり余計に押してしまったり。
デジタルではないのでエラー訂正などできず、テープ巻き戻しもできない。
乗客は訓練された乗客なので、ああ間違えたのね、としか思わない。
軽くパニくる運転手に、生暖かい目を向けるのみである。
伊東は観光地である。
そこで路線バスのアナウンスにテコ入れが入った。
次の停車場所を知らせる以外に、バス停近所の店を紹介するアナウンスが付いたのだ。
が、わしの増山江威子似の声ではない!
なんか甲高い声の他の人に変わってしまった。
なんたる絶望。
通学時の密かな癒やしを奪われてしまった。
わしは徒歩で通学する事が多くなった。
おかげで脚力がいつの間にか鍛えられ、体育の走りではそこそこいい成績を出すようになっていた。
満足に運動しない今では考えられない事じゃが。
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