2016年04月19日 フォントの話

キン曜、わしは英数字の筆文字フォントを探しておった。
仕事のサンプル画像のアオリ文句用に、ストリートファイターシリーズみたいなヤツ使おうかと。
が、国内はあまりいいのがない。
メーカーのフォントですらアレである。

だがなんと海外に筆文字フォントがあったのだった。
ニポン好きな人多いからな。

コレなんかいいじゃろ。
Edo SZ


Dry Brush


筆文字じゃないけど最近のお気に入りはコレ。
Seven Swordsmen BB


上記、いずれもフリーフォントね。

しかし、ゲーム仕事の本番でフォントを使う場合、とにかく規制がすさまじい。
権利関係のリスクはマジモンで怖いのだ。

フリーフォントならタダでナンボでも使えそうだと思うでっしゃろ？
ところが配信する仕事では一切使用禁止。
フォントはミドルウェアと同じ扱いなので、お金で契約したところ以外は使えない。
実にもったいないけど。

フリー配布は個人の善意で行われているが、もし権利関係を侵害もしくは言いがかりをつけられたらどうなるか？
個人ではどうしようもないので、フォントを使用した企業が損害を賠償するハメになるのだ。
Googleフォントのようなよりどりみどりなフォントも存在するが、突然方針が変わって有料になる可能性もあるので、これも避けられている。

フォントではないが、フリーウェアのライブラリを使ってしまったがために廃盤となったのが、PS2の「ICO」というゲーム。
使われたフリーウェアには、全ソースコードをオープンにしなければならないという取り決め（GPL）があったのだ。
SONYは違反を認める事もソースコードを公開する事も拒否し、ICOは封印という手段が取られた。
まさにタダほど高いものはないわけだが、ICOはPS3で作りなおして蘇っておる。
執念ですな。


昨日の絵。
ちょっと白衣も取ってみたヨ。