2014年12月20日 インディアンうそつかない

わし「インディアンがさぁ」
アホ「ネイティブアメリカンと言わなきゃダメだだろうがネイティブアメリカンと！差別だ差別だギャー！！」

当事者以外、しかも知ったかが大騒ぎするのが呼称問題である。

インディアンの中にはネイティブアメリカンと言われるのを嫌う部族もいる。
インディアンと呼べ！
とも言う。
が、部族名で言え、というのが最近の見解とな。

出版では先住民とか呼称してるらしい。
マンガのオークションハウスではレッドマンと呼んでいたが、あのヒーローを思い出す御仁も多かろう。
で、彼らをなんて呼べばいいんだ！？

先日、ワールドワイドにおける差別問題のセミナーを受けた。
なかなか興味深い内容だったが、勘違い言いがかりも多分に含まれていたように思う。
世界でモノ売る仕事してる以上、ちょっと理不尽で納得できんような事象でも受け入れなければならない。

例を上げると、日本では古来お猿さんは神の使いであり、猿回しとは馬の邪気を払うまじないであった。
しかしほとんどの国では、お猿さんは悪口や差別に用いられる。
20年位前、黒人とお猿が仲良く新製品に驚いてるポスターがあったのだが、猛クレームがついた。
日本では猿は神の使いうんぬん言っても相手は聞く耳持たんのだ。

てなワケで、現代ではNG事項は徹底的に避けよちゅう流れになっている。
かくして言葉狩り表現狩りはウンカのごとく増えていくのだった。


さてさて本日の毎日素材絵は……男だ。

描きたくねぇ！
つってもしょうがないのでイヤなコトはさっさと終わらす。

昨日の絵。