2019年02月15日(金) フィッシュアンドチップスウエスタン

吹き替えは偉大だなと思う。
声が小原乃梨子じゃないだけでこうも凡作になろうとは。

女ガンマン皆殺しのメロディを視聴。


原題はハニー・コールダー。


吹き替えはなく字幕のみ。ケチ。
なんとも緊迫感のない盛り上がりのない映画であった。
イギリス製のウエスタンだが、粗製乱造されたマカロニウエスタンの一種と言える。
主演のラクエル・ウェルチはたしかに美しいが。


メキシコの銀行を襲う悪党三兄弟はあえなく失敗。
すぐそばにメキシコ政府軍がいるのにアホである。

悪党の長男はアーネスト・ボーグナイン。エアーウルフのドミニクね。


逃亡の途中、民家で馬盗もうとするが主人に見つかり彼を撃ち殺す。
ついでに民家に盗みに入ると、美人の奥さん発見。


合体、合体、また合体。
そして、家燃やして逃亡。

残された奥さんは裸にポンチョ一枚といういでたちで旦那埋める。股間見えてね？

奥さんはこの後、お金が儲かっても裸ポンチョをやめないのでこれが好きなのだろう。

旦那埋めた後形見のショットガンを手に取り、奥さんとぼとぼ歩き出す。
どうやら即効で復讐決めたらしい。

途中、賞金稼ぎのガンマンと出会ってしつこくつきまとい銃の手ほどきを受ける。
ついでにズボンもらったりブーツ買ってもらったり。
なんて親切なガンマンだろう。

この二人はミクロの決死圏で共演してるので仲がよいらしい。


奥さん、銃のマイスター、クリストファー・リーに改造銃まで作ってもらうのだった。

引き金がふたつあり女の力でも撃鉄を起こしやすいらしいのだが、せっかくのギミックはまったく生かされなかった。

修行シーンもある。


後にガンマンは下心で助けたと告白する。
正直だな。
でもな、まわりの人が親切すぎですわ。
奥さんには復讐者の影がまるでないので、銃の手ほどきも新兵の教育のように見える。
敵はわりかし簡単にやられてくれるし、反撃受けてもかすり傷。

黒服の謎のガンマンも登場するのだが、重要な役割を担うのに名前も目的も正体も最後まで不明というシナリオの大失態。


吹替版はセリフが工夫してあり、アドリブもあって緊迫感があったのだが原盤はなんとも間延びしておった。
見たのは中学生の頃なんだが、内容をけっこう覚えてるモンだ。

ちなみにほとんどエロくない。
本当に裸で撮影してたようだけど。


海外サイトで拾った高解像度版キャプ画。
DVD版はこの半分もないのれす。


遅くなっちまったのでBBSのレスは後日いたしまする。