2015年06月30日 飢犬伝

分離してちんこ揉むマニアックロボ。


それはどうでもいいとして。

昔々あるサイタマにくそガキが住んでおったそうな。
姓はライ、名はヲンと言った。
サイタマに外環自動車道がなかった頃じゃ。

サイタマ県南浦和周囲は沼と畑で構成され、カエルやマッカチンの割拠しておった時代。
そして町には野犬の群が存在していたのだった。

ある朝、隣家のブルジョワ屋敷からニワトリのけたたましい声が聞こえてきた。
くそガキがアパートのベランダから見ると、様々な犬種の犬が数匹、屋敷を取り囲んでおるではないか。
そして低い塀を乗り越えてニワトリくわえた犬が飛び出して来た。
見張り役と襲撃役にわかれてエモノを狙ったワケだ。
犬たちは速攻で退散。

なんともスゴいもん見てしまったくそガキであった。

その数年後、今度は静岡県は伊東市。
学校の帰り道に公園を駆け抜ける野犬の群が出現。
数10匹のハンパない数。

ほ～らまんまでちゅよ～などと餌持って近づこうもんなら、自分がまんまにされかねん。
犬と言えど、その身にはオオカミの血が息づいている。
野生化するとまっさきに活性化する遺伝子だな。

さすがに近年は野犬ちゅうのは見てないのだが、今は赤城山で大変な事になってるらしい。
都心から近く適度な田舎は、犬捨てにくるアホウが後を絶たないのだ。
子犬の時に捨てられ、家畜の飼料盗み食いして大きくなった犬たちがけっこうな規模の群を作っているらしい。

ニワトリはむろん、ヤギやシカも襲って食ってしまうという、もはや飢狼。
誰が悪いかちゅうと捨てたやつらなんだが、もし捕まっても罰金は50万程度らしい。
地元の被害は数100万は越えてるだろうにね。