2022年06月12日(日) 伊東競輪場

46年前の必殺技。



昔話です。

ワタシが中学時代に育った土地が静岡県伊東市である。
そこには伊東競輪場があって収益が市を潤していた。
当時のセキュリティはゆるっゆる。
競輪場休みの日、ガキが労せず内部に侵入できた。
見回りの警備員すらいない。

誰もいない広い競輪場は、ガキのよい遊び場であった。
漫画仲間と漫画そっちのけで遊んでおったわ。
換金所などの部屋には入れないけど出店には入れた。
炭酸出す機械もそのまま。

むろんアホなガキは炭酸出してなめてみた。
味しねぇ。
コレになんか混ぜてコーラとか作ってるのだと学習した。
飲み物放置とは、大規模テロが簡単にできそうだが、当時はそんな悪い人間はいなかったのだ。
ザル警備なのにもの盗むやつもいなかったしな。

このように遊び場であった競輪場で、ガードマンのバイトするようになったのは高校3年生。
さんざん探検して構造は把握しておった。
ガードマンちゅうても場内うろつくくらいしか仕事がない。
時々立ち止まっていかにも目を光らせてますよ的なパフォーマンスはする。
大金ゲットした客の護衛もやったな。

だが賭け事に来る客達である。
チンピラも多い。
意味もわからず、なんじゃワレぁ！と凄まれる事もあったが、手を出すと出禁なので賭け事を奪われたくないチンピラはガンくれて去っていくのみ。
ヒトではなくあれは動物だな。
高校の教師が来た事もあったがバレなかった。
つーかギャンブル来んなよ先公。

競輪の終わりには、駅までガードマンで人の鎖を作ってチンピラが近所で悪さしないように見張る業務がある。
夕方には業務終了。
弁当もうまかったので、いいバイトであった。