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大雷音寺日記ログです。
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それはまだ毎月の病院送りな体になる前の頃。
とあるSRPGの開発チームにいた私は、日中襲われる強烈な睡魔に悩んでいた。
とにかくものが考えられないし、仕事の能率が下がってしかたがない。
後で思えば、これは境界型糖尿病の症状だったに違いない。

この時、エスタロンモカなどのカフェインの錠剤に手を出したのが運の尽き。
用法容量など守らずに効くまで飲みまくったのだ。
しかも水ではなく、コーヒーや紅茶で流し込んでいたという始末。

そんな事を数日続けたある日、鬱屈した気分のまま気乗りのしない絵を描いていると、突然脳が爆発したような感じに陥った。
体が受け付けるカフェインの許容量をオーバーした瞬間だろう。
気が狂ったような、としか形容できない感覚だった。
定期的に頭が痙攣し、内耳に空気が詰まったような感じが抜けない。
頭はわけのわからない興奮状態で、大量に分泌されたであろうアドレナリンで極度に不安感が増大していった。

翌日より会社を休み、武蔵境駅前のヤブ医者に騙されたり赤十字の救急医に罵倒されたり、医者と思えない連中の仕打ちに苦しみつつ、結局当時の田舎だった伊東で静養する事に。
イヌに慰められつつ地元の医院に通い、点滴と精神安定剤の服用で10日ほど療養した。
ここの医師によると、カフェインのオーバードーズ(過剰摂取)で一時的にヤク中状態だったらしい。

最悪の時は興奮状態と消えない不安感で、本当にこれで自分は終わりなのだと思えるほどだった。
血圧は200を越え心臓は破裂寸前に高鳴り、一睡もできないのだ。

その時、目に見えるわけではないが、イメージに浮かぶ気味の悪い幻覚に悩まされた。
生命を感じさせない器物のような蠢くモノから、コミカルなのにひたすらサイケな人物のようなモノまで。

このイメージが、まどかマギカの魔界と魔女のイメージによく似ているのだ。
おかげであのアニメを見た時に忘れてたトラウマが再発したのだが、これはまた別の話。

さてさて、10日間の静養後に会社に復帰。
デスマに近い状態だったのに、上司にずいぶん気を使わせてしまった。

だが、まだ気持ちの悪さは続いており、完全に治ったと知覚できるまで半年を要したのだった。
カフェインは油溶性で、細胞に取り込まれるとなかなか出ていかないらしい。
精神的な事もあって2年くらいはコーヒーを口にできなかった。

今は余裕。
ガンガン飲んでハラ壊しとるよ。
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