2023年02月25日(土) アーティフィシャル・インテリジェンス

modを使い、ハーレィクイーンのパンツを撮った者がおる。



AIで高精細な画像生成できるのは知ってたが、まさかもう商用にしてるとは思わなかった。
アメリカの話じゃが、AI画像に著作権もたせようとしてたらしい。

「AIで作成したコミックの絵は著作権で保護されない」とアメリカ著作権局が宣言、作者は「素晴らしいニュース」と歓迎

わしはAIイラストってのはコラ画像の1種かとも思ってたんだが、そう単純な話ではないもよう。
AIは、無数の画像から描画パターンを学習して別のものを生み出す。
この工程は、人が誰かの絵を模写して学習するのに似ている。

なぜ絵描きがAI画像に嫌悪感を感じるのか？
それは「盗られた！」という感情かもしれんな。
もしくは、自分が積んだ研鑽を秒で否定されるような感傷か。

かつて写真が登場した時。

「今日を限りに絵画は死んだ」ポール・ドラローシュ

と言われているように、写実的な絵を描く画家には嘆きをもって迎えられた。
その反動で印象派が生まれたわけだが。

1989～97年のバットマン(何作目か忘れた)では、デジタルバットマンというCGモデルが使用されたが、あくまで人にできないアクションシーンのみ。
実はビルから飛び降りて悠々と歩いていくバットマンのカットまで作られたのだが、役者の仕事を奪うな！と言われ、歩くシーンはカットされている。

パヤオのCG嫌いもすごいもんだよね。
もののけ姫で使ったのに。

かように新技術は、既存のものを駆逐するような印象から敬遠されやすい。
今では写真と絵画は共存しており、CG役者も珍しくない。
パヤオはダメだが。

わし的にはAIイラストを自作などとは死んでも言うものか！とは思う。
でもね、今後AIは筆の1つの役割になるんじゃねぇかなと思う。
2D、3DCGが既に筆の1つであるように。

丸ごと全部AIに任せるようなヤツの事は知らん。