2011年05月27日 花いちもんめ

フーセンのドラ太郎。

と、聞いて脱力するのはフツーの人。
懐かしいと感じるのはディープな高齢者。

原作山田洋次と銘打ったアニメ、フーセンのドラ太郎というアニメが、その昔大昔放映されていたのだよ。

内容は、擬人化したどうぶつの子供向け寅さん。
話はいたってフツーの、子供向け人情アニメ。
いや、動物だから獣心アニメか。

タコ社長に当たるキャラがネズミで、寅さんに当たるドラネコのドラ太郎とケンカする時に「オレを食ってみろ！」などとタンカ切ってるので、どうやら捕食者と被捕食者の関係は有効らしい。
怖いね。

そのドラ太郎のＥＤがとてもいい曲で、上京した頃はＴＶから録ったカセットテープをよく聞いていた。

なぎらけんいちの「花いちもんめ」という曲。
ナガブチのｵｰｲｴｵｰｲｴｵｰｲｴとは違うよ。
故里を飛び出したドラ太郎が、ただ年月のみ過ぎ去ってしまったけどポケットの夢だけはまだあるなぁ、と心情を語る歌。

レコード買っときゃよかったと思ったのも後の祭り。
ドマイナーアニメの曲なんぞ世から忘れ去られるのみ。

しかしその花いちもんめ、日本アニメーションの世界　第4集に収録されてるのを知ったのがつい先日。
即アマゾンでポチ。
初めてフルコーラス聴いた。

コレはニコ動で見つけたやつ。


ベタだけど、上京してデザイン事務所にいた頃の心情にマッチしてひとりでセンチメンタルになってたものさ。